声にツヤを。たった1ノブで洗練された仕上がりへ〜Waves Gregg Wells VoiceCentric
音楽制作やポッドキャストで、声に「もうひと味」足りないと感じたことはありませんか?
もう少しツヤが欲しい、存在感を出したい…そんな時に頼れるのが、ボーカル処理専用のオールインワン・プラグイン Waves Gregg Wells VoiceCentric。このプラグインならたった1つのノブを回すだけで、まるでプロのエンジニアが仕上げたような洗練された声が手に入ります。
2025.07.30
世界的ヒットの裏方が手がけたボーカル・ツール
このプラグインの監修を手がけたのは、音楽業界の第一線で活躍し続けるGreg Wells(グレッグ・ウェルズ)。アデル、ミーカ、ケイティ・ペリー、ファレル・ウィリアムス、エルトン・ジョン、彼が手がけた作品はグラミー賞受賞作も多く、そのボーカルチェーンのノウハウを凝縮し、誰もが簡単にプロの仕上がりを得られるよう設計されたのが Gregg Wells VoiceCentric です。
音決めはビッグノブで
中央の大きな Intensityノブ を上げていくと、EQやコンプレッサーを使用したシグナルチェーンが自動的に適用され、声に抜け感と存在感が加わります。声が前に出てきやすくなるだけでなく、芯のあるツヤや自然な空気感もプラスされ、より洗練されたボーカルに仕上がります。
AUX不要のパラレル処理で時短ミックス
通常、リバーブやディレイなどの空間系エフェクトは、AUXやバスチャンネルを使って並列処理(パラレルプロセッシング)を行います。これは、元の音(ドライ)とエフェクト音(ウェット)を別々にコントロールするための一般的な方法です。
しかし、VoiceCentricは独自の信号処理設計により、AUXチャンネルを使わなくても自然なミックスが可能です。このプラグインでは、IntensityノブでコンプとEQをかけた処理済みの音に対して、Doubler、Delay、Reverbがそれぞれ別ルートで並列に適用され、それらすべての信号が内部で自動的にミックスされて出力されます。
この設計によって
- インサートするだけで完成度の高い処理が可能
- 複雑なルーティング設計が不要
- CPU負荷も抑えられる
初心者でも迷わず扱え、時間をかけずにプロのような音作りができるスマートなプラグインです。
ポッドキャスター・映像制作にも最適
映像制作やポッドキャスト配信では、ナレーションやセリフの音声を「聞き取りやすく」「自然に」「力強く」整える必要がありますが、そのためにはEQやコンプレッサーの知識が求められ、意外と大きな壁になりがちです。
VoiceCentricには、ポッドキャストやナレーションに特化したプリセットも収録。 Intensityノブを回すだけで、自然で聞き取りやすいナレーションを実現してくれます。Premiere ProやDaVinci Resolveなどの動画編集ソフトでも使用可能なので、音響の専門知識がなくても簡単に扱うことができます。
プロから初心者まで幅広く支持される理由
人気記事
リズム隊のミックスTips! – Vol.7 ギター前編
「リズム隊のミックスTips」。今回はギター前編です。
リズム隊のミックスTips! – Vol 3.1 番外ハイハット編
おかげさまで好評を頂いている「リズム隊のミックスTips」。イントロダクション、キック、スネアとここまで来ましたので、本日はハイハット編。番外編なので、Vol.4ではなく「Vol-3.1」としています。
もう部屋鳴りに悩まない。AIが不要な反響音を除去〜Clarity Vx DeReverb〜
ナレーションやボーカルを録音した際に、部屋の響きで言葉が聞き取りにくかったり、「部屋鳴り感」が強く出て映像や楽曲となじまなかった…そんな経験はありませんか?レコーディングスタジオのように本格的な吸音処
DiGiGrid DLS導入レポート – 鈴木Daichi秀行
2013年のNAMMショーで発表され、ネットワークで自由にI/Oを拡張でき、Wavesプラグインが超低レイテンシーで使えるソリューションとして注目を集めてきたDiGiGrid製品ですが、2014年10月、ここ日本でもPro Tools向け
Waves Curves AQ vs Curves Equator: 2つの製品を正しく使い分けるためのTips
Waves Curves AQとCurves Equatorが、あなたのミックスのアプローチをどう変えるかをご紹介します。トーンの問題を解決し、音色や存在感を引き出し、これまで以上にスマートかつスピーディにプロフェッショナルな仕
リズム隊のミックスTips! – Vol 3 スネア処理編
好評連載中、オフィスオーガスタの佐藤洋介さんによる「リズム隊のミックスTips」。今回は3本目となるスネア処理編です。BFD3を使用したTips記事ですが、他社のドラム音源でも、実際のドラムレコーディングでも有効
人気製品
Abbey Road Reverb Plates
1950年代に生まれたプレートリバーブは、現在まであらゆる音楽レコーディングに欠かせない要素であり続けています。60〜70年代、ビートルズやピンク・フロイドを始めとする先駆的バンドに頻繁に使用されたのがアビー
API 550
60年代後半に誕生し、API独特のパワフルかつ滑らかなキャクターを決定づけた伝説的レシプロ・イコライザーを、プラグインで再現
C4 Multiband Compressor
C4は、マルチバンド・ダイナミクス・プロセッシングのパワーハウス。あらゆるダイナミクス処理をマルチバンドで解決します。4バンドのエクスパンダー、リミッター、コンプに加え、ダイナミックEQとスタンダードなEQ
Clarity Vx DeReverb Pro
より高速なダイアログ編集ワークフローへようこそ - これまで以上に強力に、正確に、コントロールしながら、音声からリバーブを除去します。Clarityの先駆的なAIテクノロジーは、録音を瞬時に、そしてリアルタイムで
Codex Wavetable Synth
Waves Codexは、グラニュラー・ウェーブテーブル・シンセシス・エンジンを基本とする最先端のポリフォニック・シンセサイザーで、Wavesのバーチャル・ボルテージ・テクノロジーを採用、VCF、VCA などを搭載する実際
Clavinet
スティービー・ワンダーの「Higher Ground」や「Superstition」、ビリー・ブレストンの「Outta Space」など、ファンキーな音楽にクラビネットの音を取り込んだヒット曲は数多くあります。1970年代、ファンキーなディ
dbx 160 compressor / limiter
オリジナルのdbx® 160は、1970年代の他のコンプレッサーと比べ、非常に歪みが少なくクリーンなサウンドで、特にドラムのコンプレッサーとして評価されてきました。入力信号に素早く反応するdbx 160コンプレッサーは
Eddie Kramer Bass Channel
Eddie Kramer、ベースチャンネルを語る: 「Eddie Kramer Bass Channelの背後にあるアイデアは、威圧的にならず切り裂くような、プレゼンスたっぷりのファットベースを作り上げるということ。一般的に中低域に特徴を