検索
WAVES Universe 第一弾:飛澤正人氏によるMixがうまくなるTips(その3)

WAVES Universe 第一弾:飛澤正人氏によるMixがうまくなるTips(その3)

国内のエンジニアさんに、WAVESプラグインを使った一級のミックスのしかた、耳の使い所などをご紹介いただくWAVES Universe。その第一弾として、飛澤正人さんによるセミナーを記事化したものを、その1・その2としてご紹介してまいりました。今回は「その3」。さらに各種のプラグインを使ったMixがうまくなるTipsを解説してくださっています。

2020.01.01

WAVES Universe 飛澤正人編 Vol.6

真空管タイプのコンプとして特に入手が難しいFairchildl670。これには(プラグインだけでなく、実機にも)LAT/VER(laterally/Vertical)モードがあります。ビデオにもある通り、いわゆるM/S処理を行うモードです。

ここでは実際に飛澤さんがこのモードで音がどう変化するか、どういう時にこのモードが有効かを解説してくださっています。そして、ここまでの一連のビデオで使ってきたループ素材の音作りの完成。ループをミックスに戻して全体をチェックしてみてくださいね。

ここでは、WAVES PuigChild 670を使用しています。

WAVES Universe 飛澤正人編 Vol.7

ここからはEQ編。楽曲の屋台骨であるベースを素材に使用していますので、ヘッドフォンやモニタースピーカーなどを使用してチェックしてみてください。ウォームなブーストが可能なRenaissance EQ、ソリッドで堅実な掛かり方であるQ10。この二つの違いと使い分け方について飛澤さんからのTipsをチェックしましょう。

後半には飛澤さんの「これ試してみて」的、必殺EQポイントも語られています。実際に私もセミナー終了後にいくつかの素材で試してみましたが、なるほどまさに「これが欲しかった効果だ」とにんまりしながらテストしました。

ここでは、WAVES >Renaissance EQと、Q10を使用しています。

WAVES Universe 飛澤正人編 Vol.8

さらに飛澤さんより、エンジニアなら使いこなすべき2機種のイコライザーモデルについて語られます。それは、APIとPulteqでした(もちろん飛澤さんご本人はさらに多くの機器、多くのおすすめもある事かと思いますが、セミナー時間の関係上絞って頂いたのでしょう)。この歴史に残るイコライザー。「なんかいいよね」だけではなく、それぞれのイコライザーの特性をしっかりと理解することで、音作りにも、あるいはそもそもイコライザー選びにも幅が生まれます。「APIはいいEQだけど、このソースにはちょっと合わないかもな」など。飛澤さんの解説からこの視点を学びましょう。

ここでは、WAVES API550 A/Bと、PuigTEC EQP-1Aを使用しています。

続きはこちら

講師プロフィール

飛澤正人

レコーディング/ミキシング・エンジニア
Dragon Ash や GACKT 、HY 、SCANDAL 、鬼束ちひろ などを手掛ける。 1980年代後半にフリーのレコーディングエンジニアとなって以降、日本の最先端の音楽シーンに関わり作品を作り続けてきた。イコライジングによる音の整理や奥行きの表現に定評があり、レコーディング誌へのレビューやセミナーも多数行っている。近年はアーティストへの楽曲提供やアレンジなどもこなし、より理想に近い音楽制作環境を構築すべく日々考えを巡らせている最中だ。また2017年5月、市ヶ谷から渋谷にスタジオを移転。VRやサラウンドに対応した 「PENTANGLE STUDIO」を設立し、これまでの2MIX サウンドでは表現しきれなかった360°定位のバーチャル空間をイメージした3Dミックスを提唱している。

人気記事

リズム隊のミックスTips! – Vol.7 ギター前編
リズム隊のミックスTips! – Vol.7 ギター前編

「リズム隊のミックスTips」。今回はギター前編です。

リズム隊のミックスTips! – Vol 3.1 番外ハイハット編
リズム隊のミックスTips! – Vol 3.1 番外ハイハット編

おかげさまで好評を頂いている「リズム隊のミックスTips」。イントロダクション、キック、スネアとここまで来ましたので、本日はハイハット編。番外編なので、Vol.4ではなく「Vol-3.1」としています。

もう部屋鳴りに悩まない。AIが不要な反響音を除去〜Clarity Vx DeReverb〜
もう部屋鳴りに悩まない。AIが不要な反響音を除去〜Clarity Vx DeReverb〜

ナレーションやボーカルを録音した際に、部屋の響きで言葉が聞き取りにくかったり、「部屋鳴り感」が強く出て映像や楽曲となじまなかった…そんな経験はありませんか?レコーディングスタジオのように本格的な吸音処

DiGiGrid DLS導入レポート – 鈴木Daichi秀行
DiGiGrid DLS導入レポート – 鈴木Daichi秀行

2013年のNAMMショーで発表され、ネットワークで自由にI/Oを拡張でき、Wavesプラグインが超低レイテンシーで使えるソリューションとして注目を集めてきたDiGiGrid製品ですが、2014年10月、ここ日本でもPro Tools向け

Waves Curves AQ vs Curves Equator: 2つの製品を正しく使い分けるためのTips
Waves Curves AQ vs Curves Equator: 2つの製品を正しく使い分けるためのTips

Waves Curves AQとCurves Equatorが、あなたのミックスのアプローチをどう変えるかをご紹介します。トーンの問題を解決し、音色や存在感を引き出し、これまで以上にスマートかつスピーディにプロフェッショナルな仕

リズム隊のミックスTips! – Vol 3 スネア処理編
リズム隊のミックスTips! – Vol 3 スネア処理編

好評連載中、オフィスオーガスタの佐藤洋介さんによる「リズム隊のミックスTips」。今回は3本目となるスネア処理編です。BFD3を使用したTips記事ですが、他社のドラム音源でも、実際のドラムレコーディングでも有効

人気製品

Ultimate
Abbey Road Reverb Plates
Abbey Road Reverb Plates

1950年代に生まれたプレートリバーブは、現在まであらゆる音楽レコーディングに欠かせない要素であり続けています。60〜70年代、ビートルズやピンク・フロイドを始めとする先駆的バンドに頻繁に使用されたのがアビー

Ultimate
API 550
API 550

60年代後半に誕生し、API独特のパワフルかつ滑らかなキャクターを決定づけた伝説的レシプロ・イコライザーを、プラグインで再現

Ultimate
Essential
C4 Multiband Compressor
C4 Multiband Compressor

C4は、マルチバンド・ダイナミクス・プロセッシングのパワーハウス。あらゆるダイナミクス処理をマルチバンドで解決します。4バンドのエクスパンダー、リミッター、コンプに加え、ダイナミックEQとスタンダードなEQ

Ultimate
Clarity Vx DeReverb Pro
Clarity Vx DeReverb Pro

より高速なダイアログ編集ワークフローへようこそ - これまで以上に強力に、正確に、コントロールしながら、音声からリバーブを除去します。Clarityの先駆的なAIテクノロジーは、録音を瞬時に、そしてリアルタイムで

Ultimate
Codex Wavetable Synth
Codex Wavetable Synth

Waves Codexは、グラニュラー・ウェーブテーブル・シンセシス・エンジンを基本とする最先端のポリフォニック・シンセサイザーで、Wavesのバーチャル・ボルテージ・テクノロジーを採用、VCF、VCA などを搭載する実際

Ultimate
Clavinet
Clavinet

スティービー・ワンダーの「Higher Ground」や「Superstition」、ビリー・ブレストンの「Outta Space」など、ファンキーな音楽にクラビネットの音を取り込んだヒット曲は数多くあります。1970年代、ファンキーなディ

Ultimate
dbx 160 compressor / limiter
dbx 160 compressor / limiter

オリジナルのdbx® 160は、1970年代の他のコンプレッサーと比べ、非常に歪みが少なくクリーンなサウンドで、特にドラムのコンプレッサーとして評価されてきました。入力信号に素早く反応するdbx 160コンプレッサーは

Ultimate
Eddie Kramer Bass Channel
Eddie Kramer Bass Channel

Eddie Kramer、ベースチャンネルを語る: 「Eddie Kramer Bass Channelの背後にあるアイデアは、威圧的にならず切り裂くような、プレゼンスたっぷりのファットベースを作り上げるということ。一般的に中低域に特徴を

Products
Promotion
Solution
Contents
Support
Company
Instagram YouTube