客観的なイコライジングを元に「正解の音」に近づける 〜新世代イコライザー Curves AQ 〜
イコライジングで難しいのは「どこまでいじれば正解なのか」がわからないこと。自分の耳を信じるのは大事だけれど、仕上がりに自信が持てず、客観的な基準が欲しいと感じる瞬間は誰にでもあるはず。
そんな悩みを解決してくれるのが、新世代イコライザープラグイン Curves AQ。入力した音を自動解析して楽器や音楽ジャンルを自動的に認識し、「客観的な基準」に基づいた最適なカーブを提案してくれます。本記事では、Curves AQがミキシングに役立つ12のポイントをご紹介します。
2025.09.17
1. Learn をクリックするだけ
最もシンプルな使い方は、はじめに Learn をクリックすること。これだけでチャンネルのトーナリティを解析し、楽器や音楽ジャンルを特定します。その結果、プラグインが推奨するターゲットカーブに基づいてサウンドが調整され、まるで「ひと聴き惚れ」するような仕上がりになることも。最小限の手間で、ミックス準備完了の状態にできる便利な機能です。
2. 5つの推奨カーブを試す
トーナリティ解析後、Curves AQ は5種類のターゲットカーブを提示します。そのまま使うのも良し、気に入ったものをベースにさらに調整するのも良し。どこから手をつけて良いかわからないときの出発点として有効です。
3. フラットカーブを使う
Learn を使わずに、デフォルトのフラットカーブから始めることも可能です。GUI中央下部のメインノブを上げるだけで、音響特性をフラットに近づけます。これはマスタリングなど、全体のトーナルバランスを整える際にも役立ちます。
4. カーブを調整する
ターゲットカーブ上でクリック&ドラッグすると、EQノードが追加されます。ブーストは広くなめらかに、カットは鋭くピンポイントに効くので、共鳴周波数を正確に処理するのに最適です。
5. カットだけ / ブーストだけでも使用可能
メインノブの横には青と赤のスライダー(Global Cut / Boost)があり、全体のカット量 / ブースト量を独立してコントロールできます。さらに Delta ボタンを押すと、カット部分またはブースト部分だけを試聴できます。
6. 全チャンネルに挿してクイックミックス
YouTubeの字幕機能をONにして、設定 > 字幕 > 自動翻訳 > 日本語を選択してお楽しみください。
7. ハイパス / ローパスフィルターを使う
ハイパス / ローパスフィルター機能も搭載。周波数ディスプレイの左右から呼び出して、不要なローやハイをカットできます。これはターゲットカーブだけでなく、実際の信号に直接作用します。
8. アンカーで主要な4つの帯域を設定
Curves AQ で Learn スキャンを実行した後、プラグインは4つの周波数アンカー(Low、Fundamental、Harmonics、Air)を設定します。これらはランダムなEQポイントではなく、プラグインがオーディオ解析して、まるでエンジニアが主要な4つの帯域を見つけてくれているようなトーナルハンドルです。アンカーの周波数は自分で調整することも可能で、帯域ごとにブースト / カットすることができます。
9. インテリジェントアンカーで、トーンを彫刻
アンカーそれぞれにはジョイスティック形式のコントロールがあり、上下左右に動かすことで、フルのターゲットカーブを掘り下げる必要なく簡単に細かい調整を行うことができます。ビートの低域を引き締めたい場合、シンセに明瞭さを加えたい場合、ボーカルにエア感を加えたい場合など、アンカーは素早く焦点を絞ったコントロールを提供します。
10. MixSenseでアンマスキング
サイドチェインを入力して MixSense を上げると、Curves AQ はアンマスキング・プラグインとして動作し、メインの楽器をマスキングしてしまう周波数を動的にカットすることができます。ボーカルのうしろで鳴っている楽器やリバーブのダッキングなどに使用すると効果的です。
11. ダイナミックEQ / 固定EQ をブレンド可能
Dynamic / Static スライダーで、ダイナミックEQと固定EQの使用割合をブレンド可能です。自分の好みを見つけるのに最適なスライダーで、ダイナミクスをコントロールするのにも有用な機能です。
12. ライブで使う
レイテンシーを抑えた Live版「Curves AQ LIVE」もあります。楽器やジャンルをメニューから選択して使うことができ、ライブミキシングに適しています。
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