
リズム隊のミックスTips! – Vol.6 ベース編
続々更新中のリズム隊のミックスTips!。前回までの更新でドラム編が終わり、今回はドラムの相棒・ベース編となります。
2020.01.01
スタッフHです。私個人は、ずっと以前から佐藤洋介さんが作るベースサウンドが大好きで、ポップスやロックサウンドの王道でありながら、図太さや暖かさが同居していて、何より心地よいサウンドなのです。
ビデオの前半でも触れられていますが、今回は佐藤さんが普段行われているステップではなく、オーディオインターフェイスにベースを直接インプットしてレコーディングされたベーストラックを素材に解説していただきました。
いかがですか?
今回はベース編を1本のムービーに詰め込んだので、10分強と長めの内容になっています。お時間のあるときにゆっくりとご覧くださいね。
最初に解説されるのは、WAVES GTRを使用して「アンプサウンド」を作るステップ。GTRを使うことで、佐藤さんが普段使用されている環境ににた「ドライブ感」をベースに加味しています。
次はEQです。お気に入りのWAVES V-EQを使用し、そのベースに合ったオイしい所をブーストしているだけでなく、特定の場所をカットしています。このカットの理由、カットの量については、ビデオと併せてチェックしてみてくださいね。
ベースは楽曲のローエンドを支えているだけでなく、コードを支える役割も果たしています。これが不安定であれば、楽曲の土台が定まらないと言ってもいいでしょう。そのため、コンプを使って地固めのような作業をする、これが次の解説ポイント。
WAVES Renaissance Compを使用し、ベースにコンプレッションをかけて粒立ちを揃えています。プリセットをから作業を開始していますが、そこから好みのセッティングにカスタマイズしていくポイントを解説しています。コンプレッサーは入力の音量でまったく表情が変わるので、ビデオではリダクション量(Renaissance Compの真ん中のメーター)を参考にしましょう。
アンプシミュレータ、EQ、コンプを順番にオンにしていく過程を見ながら、それぞれのプロセッサーが「どう変化させる役割を果たしているか」をチェック。
ベースは単体で判断するのではなく、ドラム(特に、キック)と一緒にチェックすることも大事です。キックとベースだけを再生したときにどのようなバランスに仕上がっているか。あるいは、ドラム全体とベース(これぞリズム隊!)だけを再生したときにどのようなバランスになっているか。感覚を養いましょう。
次は、ギター(前編)です。
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