牧野 忠義
「モンスターハンター」シリーズ、「ファイナルファンタジーXV」DLCシリーズなど国内 有数のハイエンドゲームタイトルの楽曲制作やマルチチャンネルミキシングを担当。NHKスペシャルをはじめとしたTV番組やアニメ劇伴、メディアインテグレーションへの機材レビュー連載寄稿などその活動の場を広げている。
2019.05.14
自身の制作に欠かせない愛用プラグインを選んでいただきました。
API 2500
API 2500はAPIパンチ感とAPI独自のトーンを得られる、ダイナミクス・プロセスツールです。デュアルチャンネル・デザインにより、API 2500は1つのコンプレッサー設定で2つの独立したモノ・チャンネルとして動作させる
H-Delay Hybrid Delay
古き良き、クラシックな音色とキャラクター。Wavesのテクノロジーが実現する機能とフレキシビリティ。Waves Hybrid Lineは、アナログとデジタル、両者のその優れた点を一つのプラグインに結実したラインナップです。
Dorrough Surround
Dorrough Meter Collection - Surroundは、サラウンド制作環境に特化して設計されたカスタマイズ・メーターを持つ、プロフェッショナルなメーター・プラグインDorrough Meter Collectionの完全版です。 ステレオ版に
API 550
60年代後半に誕生し、API独特のパワフルかつ滑らかなキャクターを決定づけた伝説的レシプロ・イコライザーを、プラグインで再現
L3-16 Multimaximizer
Wavesが最初に作り上げたマキシマイザL1 Ultramaximizerは世界中のミキシングとマスタリングに革命をもたらしました。続くL2 Ultramaximizerがもたらしたサウンドは、いまでも世界中のヒットレコードやメジャーな映
生楽器のやや曇った音源をスッキリした音像へ作り変える時にAPI 550Bや2500を主に使います。出音は結構派手になるので高域の処理に注意。
アナログディレイは各社色々ありますが結局H-Delay Hybrid Delayに戻って来ます。ディレイ音のなまり方がいい意味で音楽に溶け込むので、プリ/ポストフェーダーを問わず安っぽくならない空間作りが出来ます。
L3-16 Multimaximizerは、Lシリーズの最高峰と言える16バンド分割処理やプライオリティーの設定によって、シンプルな操作ながらあらゆる所に手が届く。2mixの仕事では必ず最終段に挿します。
ゲーム音楽は映画同様、非常に大きなダイナミクスを持つ場合が多い為、必然的にラウドネス管理が必要になります。Dorrough SurroundのModel380-Dは海外スタジオで壁に埋まった実物を見て以来、視認性の良さに感動しずっと使用しています。レイアウトは横向きがオススメです。
360° Surround Toolsバンドルに収録されているM360 Surround Managerは、ゲームに実装するサラウンドミックス時に必ず使います。各ch、フロントリアのバランスを柔軟に調整出来、曲の構成によってはリアがうまく作れない時はプリフェーダーでLs/Rsだけ持ち上げたりなどリカバーが可能です。
牧野 忠義氏所有のWavesバンドル製品
360° Surround Tools
映画はもとよりサブスクリプション動画やネット配信など、サラウンド・サウンドの敷居も特定のコンテンツだけではありません。とはいえ、制作を行うにはどのツールを揃えたら良いのか、そのようなフローで必要なのか
SSL 4000 Collection
レコーディングにおいてデシダルが主流となるより前から、一貫した原音忠実なサウンドと、切れ味の良いEQ、そしてダイナミクスプロセッシングも組み込んだアナログコンソールの完全体を追求してきたのは、他ならぬSo
Sound Design Suite
映画、ドラマ、ゲームといったビジュアルのためのサウンド。映画の半分は音でできていると言われるほど、サウンドデザインは映像・ストーリーのエモーションを決定する重要な要素の一つです。こうした映像体験を左右
第一線を走るエンジニア、トラックメイカー、プロデューサー、コンポーザーの方々に「マイ・フェイバリット・プラグイン」を挙げていただき、どこに、どんな用途で使うのかを伺いました。
Nakajin(SEKAI NO OWARI)─ L3-16があることでアレンジには間違いがないな、と確信を持てるんです。
永井 はじめ(エンジニア/プロデューサー)─ 僕が手がけた作品のピッチ補正は100%Waves Tuneです。音質も、ピッチトラッキングもNo.1
古賀 健一(エンジニア)─ H-EQが登場したときやっとアナライザーつきのEQがでたと、本当に嬉しくて
保本 真吾(CHRYSANTHEMUM BRIDGE)─ S1 Stereo Imagerはかれこれもう10年以上、嘘偽りなく全セッションで使っています
藤原 暢之(レコーディングエンジニア)─ MV2は欠かせないプラグイン。わずかな調整で狙った通りに音が立ってくれる
佐藤 洋介(サウンドプロデューサー/エンジニア)─ Manny Marroquin Delayを使った瞬間、嘘のように全ての悩みが解決されたほど
鈴木 "Daichi" 秀行(アレンジャー/プロデューサー)─ MV2はコンプでもリミッターでも得られないような自然な仕上がりが好きですね
芦沢 英志(サウンドクリエイター)─ Infected Mushroom Pusherは、とにかくMAGICですよ!MAGICを上げるだけで音像が前にきます
牧野 忠義(株式会社スピンソルファ代表 / 作曲家)─ M360 Surround Managerは、ゲームに実装するサラウンドミックス時に必ず使います
福井 シンリ(作・編曲家)─ S1 Stereo Imagerは下積み時代にお世話になったエンジニアさんが愛用してたのを機に自分も虜に
Gregory Germain(ミキシング/レコーディングエンジニア)─ ヴィンテージのアナログアウトボードと同じような感覚で使える、安心できるツールといえますね。